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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第25章 初攻防戦・常務派
「・・何故この話を受けた倉原?」
皇専務の一言、これは答えて良いと思う‥
この人はそこまで物分かりが悪い人じゃない。
「上役命令です‥‥
言いましたよね?
私達1社員は上役に振り回されると、私も断り切れなかっただけです」
「確かにな、1社員が上に反抗は出来ん‥
だが今回の事で田野倉達に目を付けられたのもまた確か、気を付ける事だ田野倉は社員に思い入れなぞ持たん、そして助けも入らん‥‥
‥‥忠告はしたぞ‥‥」
「‥‥‥はい‥‥‥」
皇専務も出て行ったけど、今の言葉って牽制というより‥‥お節介?
こんな一面があるんだ皇専務にも、ちょっと驚いた。
「・・はぁーー
相変わらず凄い言い種、大丈夫ですか倉原さん?」
「はい、想定の範囲内でしたから大丈夫です平岸さん」
「媚って‥‥はぁーー」
「一色さんも‥‥
酷い言われようですけど、この程度でしたら大丈夫です」
・・・もっと酷い思いをしたから・・・
それを言う訳にもいかなく、気を取り直して仕事再開‥
1つ目の目的は達成出来た、残るはもう1つの目的、それまでに本当にこれを終わらせなくちゃ!