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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第25章 初攻防戦・常務派
「私は面倒なので此処で飲んで行きますけど‥‥」
「では俺も‥‥」
平岸さんはどうするのよ!?
‥‥とは公共スペースでは言えなく、一色さんと座ってコーヒーを飲む事になってしまった。
「・・・
一色さん、先ほどの話の続きなんですけど‥‥」
「えっ??」
「交渉話術‥‥今の私は積極的に使う気はありません、一色さんが知っているのは必要に迫られての事‥
数日で身に付けたこの秘書能力も、遠藤さんが戻ればそれで終わり」
「・・・勿体ないとは思いませんか?」
「いいえ」
「倉原さんだけじゃない遠藤さんも‥
本当はもっと能力があるのに1秘書に収まって‥‥
俺‥‥遠藤さんは秘書だけでは勿体ない気がする、立場上重役にだってなれる筈なのに1秘書の態度を崩さない」
「それは‥‥それは遠藤さんが望んでいる事なのかな?
私は既に秘書をしている遠藤さんしか知らない、だけど秘書以外やりたいとは聞いた事が無い‥‥重役なんて望む人?」
「望んでも良いと俺は思います‥
後継者候補で婚約者候補、十分その資格はある‥
遠藤さん少し変わりました特に3年ほど前から、会長しか見ていなかった人だったのに今は違う、意味分かりますよね?」