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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第4章 システム課ー実力試し



「んーさっぱり‥」


シャワーついでに髪も下ろして、漸く一段落って感じ‥
やっぱり、髪を上げていると、仕事中って感覚が抜けないもの。


こっちの部屋って事で、バスタオル1枚‥
これも意外に恒例‥‥



「髪‥乾かそう美紀?」


「うん‥‥」


ベッドに座ったら、ちゃっかりと用意してあるドライヤーで、紀永が髪を乾かしてくれる・・



「・・器用だよね紀永って‥‥」


「美紀の髪を乾かすのは好きだからね‥」


ずっと‥17才の何も知らなかった頃から、紀永はこうして髪を乾かしてくれる‥
それも凄く器用で丁寧に‥‥



「紀永に乾かして貰った時の方が、髪上げるの上手くいくもの」


「だったら、毎日やろうかな?
こういう時間は嫌いじゃない‥‥」


「甘えちゃうとね‥
それが癖になりそうで‥‥」


「私は構わないがね」


「・・紀永の過保護・・」


「過保護というより、好きでやっているのだが‥
それに‥風呂上がりの美紀の匂いが好きだよ‥‥」


「きっ‥紀永!?」


ドライヤーを止めたと思ったら、髪を掻き分けて、首筋に唇を這わされて‥
駄目‥これだけでゾクッとする・・



「・・・美紀・・・」


「んっ・・・」


耳元で名前を呼ばれたら‥‥逆らえない‥



「最近は、なかなか美紀に触れられ無いからね‥‥」


「それは‥あっ‥‥私も同じ‥
紀永に触れたい‥‥」


首筋の淡い快感じゃ物足りなくて、私の方がクルッと紀永の方に振り向いてキス・・



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