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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第25章 初攻防戦・常務派
「・・・・・・・」
何を言われても遠藤さんの事は一番辛い、一色さんでさえこう言うのだから、多分早乙女邸中知っている話‥
もう少し優しく出来たら‥‥私だってそう思う、でも出来ない約束上これ以上は立ち入れない。
囚われているのは‥‥私も遠藤さんも一緒。
「ごめんなさい遅くなりました平岸さん」
「あ・・・これで良かったか?」
「・・・・・
ああ、無糖だったら何でも‥
先に部屋の中は片付けた、そして重役陣は社長を除き全員帰宅している」
コーヒーを受け取りソファーに座りながら、平岸さんは現状報告をしてくれる、もう1つの目的は会長室に行かないと話にならず、社長以外全員帰宅となれば安全ライン。
「社長は大丈夫です知っていますので、今日はこのフロアーから行けそう」
「普段は??」
「高確率で階段駆け登り」
下を指し上を指せば、一色さんと平岸さんは気付いて揃って溜め息、でもこれ日常茶飯だよ?
「階段ルートの方が安全性が高いから、つい多用しちゃうのよね‥
社長は良いとして、けっこう皇専務が居る事が多くて‥‥それでなくても一度このフロアーで鉢合わせしてるから、二度は御免被りたい訳」
「「なるほど‥‥」」
揃って納得顔をする?
私的にはそこまで悪印象は無いんだけど、社内で皇専務と聞けば嫌う人が多い‥
かなりな勘違いだと思うのに。