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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第26章 米国から来た男
「それは良かった、話が来た時は俺まで処分されるんじゃないかとヒヤヒヤしたぞ?
上司の監督不行きと、それくらい会長が怒っていたと聞いた」
「すみません、あれは私が暁さんの事を放置したからと説明はしたんですが‥‥向こうが聞いてくれなくて‥
海外‥‥でしたよね‥‥」
「あれは本当に一生帰って来れないな、山間部しかも未開発地の先行開発‥
暁も馬鹿な事を‥‥倉原君で無くても、それ相応の処分は下った、それだけは言える」
「・・・はい・・・」
紀永が本気で怒っていたのは分かっていた、そして2日という短期間で暁さんの処分を決め、5日後にはもう海外へ行く飛行機の中。
勿論監視が付き、現地でも専用に監視が付く、私が知っているのは此処まで‥
早乙女邸に監禁状態だった暁さんには私は会っていない、それこそ早乙女邸のみんなが全力で止めに入ったのよ。
「それと別件だが‥‥」
「へっ?
はっはいっっ!!」
私ったらまた考え事!
堀之内部長の前だというのに、私の馬鹿!!
「気持ちは分かるけど、終わった事はもうどうしようも無い‥
で、倉原君には外部から内部へ移って貰う、能力的に考えて内部の方が合っているだろう?」
「・・・・・・・えぇーーー!?」
ちょっ‥‥私の居ない間に、どうしてそんな話になっているんですか、堀之内部長!?