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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第26章 米国から来た男
「では分かっているとは思うが内部部署に行こうか」
「はい」
また堀之内部長の後ろを歩き、内部プログラミングへと赴く。
随分前に説明したと思うけど、システム課は外部受注を扱う外部と、社内管理を扱う内部に分かれていて、特に社の要になる内部はシステム課の中でもエリート軍団。
管理サーバーへのアクセス権を持ち、基本的に組上がっている社内システムの維持管理や、ツールの新規作成などが主な仕事‥
要するに、私や紀永が作った社内システムを更に維持管理する部署。
その代わり人が少なく20人にも満たない人数、システム課でも異色なんだよね‥
結城さんは元々内部だけど。
「篠山君、前日話していた倉原君だ‥
今日から内部として働く事になった、宜しく頼むよ」
「ええ、お話の通りに部長‥
初めまして‥‥では無いけれど、内部プログラミング課長篠山詩織です、宜しくね倉原さん」
「倉原美紀です、宜しくお願いします篠山課長」
そう内部の課長は女性、篠山詩織30才
20代で課長昇格の才女って、システム課では呼ばれている人なのよ。
「では引き継ぎは頼んだ篠山君」
「はい‥‥と言いたいのだけど、大口受注が入って、倉原君と結城君はまたプロジェクトの方に回って貰う予定‥
あっデスクは空けといたから、外部から引き継ぎしてね」