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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第26章 米国から来た男
慣れた外部の自分のデスクに戻って来たら、早速やって来ました結城さんが‥
なんだかこれが当たり前になっているみたい。
「倉ちゃん内部移動だって!?」
「うん、休み開け早々‥
私の方が驚いているんだけど、それもまたプロジェクト参加とも言われた」
「凄いじゃん!
入社1年目で内部移動になったのは居ないんだよ、倉ちゃん能力あり過ぎ」
「・・どうなんだろう?」
何となく意図がある気もしない訳じゃない、会長の耳には私の存在は知らされていない筈なのに、篠山課長は知っていた事‥
そして元々知っている堀之内部長、保険と堀之内部長は言った、もしかしてそれは紀永が手を回した?
私のガードを固くする為に??
「倉ちゃん?」
「ん?
喜ばなくちゃ駄目なんだよね、でもまだ実感が無いというか現実味が無いというか、変な感じなの結城さん」
「いきなりだもんな、そりゃ実感も無いよ‥
それにずっとほら‥‥‥有給だったし、最近のバタバタも知らないだろ?」
「ま‥‥まあ‥‥」
確か結城さんはあの時病院に居た、遠くだったけど私と朔夜叔父様とのやり取りを見ていた筈‥
だとしたら、結城さんは何処まで知ったの私の事??
「暁が転勤になった、急な人事異動だってさ‥‥
何処に転勤になったかは誰も知らないんだ、ただ転勤それだけ」
「・・・そう・・・」