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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第26章 米国から来た男
「高橋に続いて暁もだろ?
だから倉ちゃんが内部移動になって、俺凄く嬉しい!」
「あ‥‥ありがとう」
「荷物整理重い物があったら言って、俺が運ぶからさ‥
じゃまた後で‥‥」
「・・・・・・・」
何も‥‥触れず‥‥
結城さんは病院で見た事に一切触れなかった、それは見なかったとか見ない振りと取って良いんだろうか?
今のところは‥‥私でも分からない、でも昨日の事も情報の早い結城さんは知っているんじゃないかな??
(私も触れない方が良いの?)
そうだよね、私に取れば都合の悪い話だもん、わざわざ私から話を持っていく事はないと思う、結城さんが切り出さない限り・・
(もうっ!
移動って、この端末情報ごと移動出来るの!?)
考えはともかく、待っていました現実に私の方は必死!
デスク全てを明け渡さなくちゃいけないんだから、私が使っている端末情報を移動させるだけでも面倒だよ。
午前中ずっと、外部と内部を行ったり来たり、新しい端末に受注分以外の端末情報の移動に荷物運び、受注分は堀之内部長が引き取ってくれた、別の人に回すって。
「2台目の端末、持って行ったら駄目かなぁ??」
内部で用意されているのは1端末、やっぱり欲しい2台目‥
これは篠山課長と話し合い??