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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第26章 米国から来た男
(サクッと許可出たし‥‥)
篠山課長に聞いて見れば『良いわよー』と、アッサリ一言でサブで許可が下り、使っていた端末は重いからと結城さんの手で新しいデスクへ‥
な‥‥何とか午前中で済んだ。
全ての配線を繋ぎ終え、ちょっとだけ新しくなった端末を見ても、私的には感動は薄い‥
それもそうだよね、何時も見ている管理サーバーだもの感動なんてある訳が無い。
管理サーバーは私が18才の頃から見ているお馴染みの物、ただしベースはロックされていてシステムツールしか見れない、これが管理サーバーとホストサーバーの差。
(・・・
個人情報とかもロックが掛かってるし、監視カメラ類の外付けセキュリティもロック、本当に維持管理部分のみなんだ)
職務規定に抵触する部分は幾ら内部でも見れない設定、流石区分細かいクラスターセキュリティ、私もそれに合わせなくちゃ。
「大丈夫倉ちゃん?」
「はい、大体は大丈夫です‥
プログラミングで言えば、そこまで大きな違いはありませんから」
「じゃあさ、後数日に迫っているプロジェクトの設置お願い‥
今回端末が多くて混線状態なんだ」
「会議室に半ば無理矢理ですもんね」
結城さんに引っ張られ、午後からはプロジェクト用の準備に回る事に‥
普段は数台しか置いていないのに、必要に迫られてところ狭しと端末を置き捲った結果、配線が大混線したらしい。
これがプロジェクト開始ギリギリまで調整になるとは、流石に私も思わなかったよ。