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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第26章 米国から来た男



同じプロジェクト仲間からの何気ない一言に、私も結城さんも脱力感いっぱい‥
どちらかと言えば、私も結城さんも五十嵐さんには嫌われているのよ、だからその嫌がらせらしい。


もう文句も言う気も無い、結城さんが言いっこ無しって言ったのは分かる、言っても懲りない人だから。


そんな脱力感で午前中は終了‥
流石にと思ってくれたのか、プロジェクト仲間が私達に昼食を買って来てくれて、会議室でお昼‥‥動かないで食べられただけありがたいと思わなくちゃ。




(はぁぁ‥‥
気持ちを切り替えないと‥‥)


午後、待望のNASAからの派遣の人が来るという事で、プロジェクトチーム全員集合‥
今回もプロジェクトリーダーは堀之内部長、そしてサブリーダーは結城さんと私。


何だか大変な事になった予感‥
更にNASA側が総括という事は接点は多い、それは良いよオリバーさんだから。



(でも早乙女邸より前に本社の方に先に来るとは思わなかった)


連絡はあったの、ただ直接本社に行くと告げられたけど‥
オリバーさんにはオリバーさんの考えがある、そう思って私は頷いた、理由は後で聞けると思うから。



「部長だ‥‥
隣に居る外国人だよな、金髪目立つー」


「NASAだもん、米国の人だったら金髪って普通じゃない?」


「あっそうか、倉ちゃん米国帰り」


「来るよ結城さん」


結城さんのお喋りを止めたのと、堀之内部長とオリバー‥‥NASAの人が入って来たのは同時‥
毎回結城さんと一緒に怒られるのは嫌だよ?


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