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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第26章 米国から来た男
「その情報から見ればそう‥
多分中華マフィアの手助けだろ、ダイアモンド自体の資金をマフィアが出していれば、流通の痕跡だけで社に発覚する事も無い、クラスター社はロータリングに使われてたという事さ」
「‥‥冗談‥‥でしょう‥‥」
ロータリングってあれよ、汚い物を綺麗にするって言う‥
有名なのがマネーロータリング、マフィアとかが持つ資産を銀行や正規の会社を経由させて綺麗な資産に変える方法。
勿論これは違法、マフィアの力を増大させない為にも、一般でも汚い資産を動かせさせない為にも、この方法は違法行為の1つ、それをクラスター社を通してやっていたなんて。
「だからこそ谷村は、何がなんでもフリーゾーンに参入したかったんだろ、更に手を伸ばす為に‥
でも密談がバレて強制帰国、そしてドバイ支部長から配置替え‥‥」
「だから田野倉常務に取り入り、系列子会社でもコンピューター関連か流通系に接触‥
ドバイとの糸が切れないように手を打ちたかった」
「この様子だと上手くいっていないようだけどなぁ‥
それに谷村が関係している中華マフィアを洗っていたら、これまた意外なのがヒットして来たんだよ」
「意外??」
「これ‥‥‥」