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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第26章 米国から来た男



「・・・マジっ!?」


オリバーさんに指差された部分を見て、つい冷静さを失ってまたマジ発言‥
だって、それくらい驚く人物だったから。



「厄介だよなぁ‥
腕は一流でこっちを恨んでいると来た」


「・・・クラスター社に手を出す可能性は?」


「分からんのよ‥‥
俺が気付いてから本国も動き出したんで、こっちは情報待ち」


「分からないって‥‥
でも今のままじゃ駄目なのは分かる、もっと上手く‥‥なんて言えば良いのかな?
完全に封じ込める手を考えないと駄目」


常務派に谷村に更にオマケが付くなんて、思いっきり前途多難じゃないの!
私とオリバーさん、いや紀永を含めても少し分が悪くない!?



「・・・
忘れてない美紀さん?
その為の俺と米国だって、美紀さんが持つ全能力を出せば‥‥‥えーと、鬼に金棒?猫に小判??」


「・・・
それ‥‥良い意味と悪い意味がごちゃ混ぜ‥‥」


「いっ!そうなの!?
俺全部良い意味だと思ってた、気を付けよ」


「くすっ‥
猫に小判は止めようよ‥
それって猫に金銀財宝を渡しても、何の意味も無いって事だから‥‥くすくす‥‥」


無意識でも‥‥場を和ませてくれるオリバーさんが居るのは心強い、場だけじゃない実力も凄いって私は知っている‥
そんなオリバーさんだからこそ、言えない事も言えるって気付いてる??


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