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第26章 米国から来た男

「オリバーさん、これからは？？」


話し合わせは済んだけど、当面私からは手は出せず、倉原美紀をしていると何かと制限だって付くってやつ。


だから合わせた話を持って紀永に相談、特に谷村の方は早急に某の手は打たないとならない‥
だから早く帰って相談しようと思うんだけど、オリバーさんは？



「美紀さん早乙女邸だろ？
じゃ俺も早乙女邸、日本に来てまだ会長にも挨拶していないもんなぁ‥
ついでに車に乗せて？」


「良いけど、運転に自信は無いよ？
それで良かったら」


「大丈夫大丈夫、運転は俺がするから心配無いって」


「・・・何時の間に・・・」


「来る前に国際免許修得済み、それに日本で乗れるように手続き済み、偉いでしょう俺」


「相変わらず手回しが良いね‥
運転‥‥任せちゃおうかな？」


「任せてチョーダイ！」


また片言日本語に戻ってるし‥
どうやら片言日本語で通すつもりだよねオリバーさん、私はこれに慣れるかなぁ？？


微妙な不安はあれど、会長室をセキュリティモードにして地下駐車場‥
オリバーさんは、米国の時と同じアウディを見てご満悦気味。



「こりゃ楽だわ‥
美紀さんアウディ拘り派？」


「まさか‥‥
用意したのは私じゃ無いし、もう少し普通車が良いのに折れてくれないだけ」


「確かに安全面は良いよなぁアウディって‥
折れない気持ちも分かる分かる」