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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第26章 米国から来た男
「目立つだけだし、普通車でも国産車は安全面良いよ?」
「日本車は良い方だよな‥
と言っても聞いてくれない訳ね会長が」
「どっちなんだろう?
紀永の車好きは趣味だから、折れないのは遠藤さんかも‥
米国で車を手配したのって遠藤さんだった」
車の中で溢す愚痴、こんなのもオリバーさんならでは、紀永や遠藤さんじゃ‥‥無理でしょう‥
どっちも真面目な受け答えになるもん。
「遠藤ねぇ‥‥
俺って嫌われてる感じだし、これから早乙女邸に行ってまた衝突?」
「いやその嫌われてると少し違うような、何て言えば良いのこれ??」
「俺何かした?」
「無い無い、第一今まで接点が無かった筈、だからうーん‥‥遠藤さんの焼きもち?」
あー言いにくいこの話!!
「ああなるほどー
遠藤も美紀さんが好きな訳だ、そりゃ嫌われるわ俺‥
理由が分かれば何とかなるって、なるべく遠藤を刺激するな‥‥だろ?」
「‥‥‥はぁ‥‥‥」
当たらずとも遠からず、オリバーさんの解釈も一部あってる‥
ただ遠藤さんだから、刺激しなくても遠藤さんから喧嘩を吹っ掛ける場合が‥‥あれで気性激しく頑固だから、普通は見た目に騙されるけどオリバーさんはどうだろう。