この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第26章 米国から来た男
出だし1分の攻防をかわし3階へ、これでひとまず安心出来るよ‥
この後は分からないけど。
「ただいま紀永、オリバーさんが来てる」
リビングダイニングだと当たりを付けて入って見れば、やっぱりソファーで寛ぐ紀永の姿‥
そして驚いていないところを見ると知っていた訳ね、教えてくれても良いじゃない。
「そう、漸くと言ったところかな?」
「教えてくれても良いのに‥‥」
「サプライズも大切だよ美紀?」
「サプライズというより爆弾投下された気分、もう昼からずっと振り回されっ放し!」
「くすっ‥
これは怒らせたかな?
良い刺激になると思ったがね」
「刺激にはなったよ、後は本人から聞いて」
リビングダイニングの前の廊下で待つオリバーさんを引っ張り部屋の中へ、詳しい話はオリバーさんを交えないと出来ないという意味もあるけれど‥
で、どうして紀永の前だと直立不動で真面目なのオリバーさん!?
「お久し振りです会長、今日から正式に美紀さんに付きます」
「待っていたよオリバー‥
君が来てくれると美紀の護衛は安全、それに色々と美紀の役に立つしね?」
「護衛から次官‥‥こちら的に言えば秘書仕事まで、それが俺の役割です‥
勿論米国と繋げる事も含みます」
「でなければ、君の事を許可した意味は無い、ところで本社はどうだったのだい?」