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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第26章 米国から来た男
「可も無く不可も無く‥
NASAからという事で、多少引かれているとは思いますが許容範囲内と推測します」
「・・・
オリバーさん、引かれた原因はあの片言日本語だって気付いてる?
どう見ても胡散臭い外国人だって‥」
「えぇー!
あの方が女性ウケするって聞いたのに違う?」
「‥‥女性ウケ‥‥
確かに高評価だった気も‥‥
そのラインって分かりにくい」
「なるほど演技込みという話かな?
私も女性心理は得意では無いが、外国人ならば多少崩れた日本語の方が好感度は良い、ただし女性に限るがね‥
男性は語学堪能の方を好むよ」
うっ流石紀永、この簡単なやり取りでしっかり理解しているんだから‥
でも普通の女性って、あの片言日本語の方が好感度が良いんだ、私自身は理解出来ないけど。
「そんな場合もあるかと‥
何事も先手必勝、今の内に好感を持って貰うと、後々やりやすいですので‥‥」
「だそうだよ美紀?」
「じゃ胡散臭いと思うのは私だけって事?」
「美紀の場合は知っているから違和感を持つ‥‥違うかい?」
「‥‥‥確かに‥‥‥」
説得力満点の紀永の説明、これじゃ私に勝ち目無し‥
本当に片言オリバーさんに付き合う事になりそう、私は諦めて付き合っていた方が良い訳ね。