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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第27章 初攻防?・遠藤VSオリバー??
「・・ごめんねオリバーさん、もう少し説明しておくべきだったかも‥」
会長達との話が終わり、美紀さんが俺に割り当てられた部屋に案内してくれると言うので、2人であの部屋を出た。
事前説明では、この3階は会長と美紀さんのプライベートスペース、つまり此処に居る連中も3階だけは許可無く上がって来ない‥‥らしい。
だというのに、美紀さんが歩くのは3階部分のまま‥‥なんで???
「中央の大階段を挟んで今私達が居た場所が、私と紀永のプライベートルーム‥
でも反対側はあまり使っていないの、収納とか私の実験部屋とか雑然とした感じ、でねオリバーさんの部屋なんだけど別棟という訳にもいかないという事で、この3階の一番端の部屋」
「は?
3階って不味くない!?」
おいおいっ!
これは遠藤に火に油を注ぐ事になりかねないだろ、でも遠藤の私室って何処だ?
そこまでは説明に載って無かったぞ??
「後こっち側で空きスペースが無いんだもん、2階は仕事関連と唯一遠藤さんの私室、1階は来客用であって半分は従業員さん達のフリースペース‥
それで残ったのが3階の反対側の端だけだった、それにオリバーさんだったら私の研究の手伝いも出来るし一石二鳥‥‥‥って紀永が‥‥‥」
「はぁ‥‥
本格的バトルをしないように神に祈っていて‥‥‥」
「またそれ?
意外にオリバーさんの口癖だよね?」