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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第27章 初攻防?・遠藤VSオリバー??
美紀さんが傷付くぐらいなら、俺が傷付いた方が余程マシだ‥
それは俺も遠藤も、そして会長も同じ思いだと思う。
散々傷付いた美紀さんが、これ以上傷付く事が無いように‥‥その為に俺がこうして居る‥‥これからは。
「でも遠藤さんを縛り付けているのは本当‥
本来の遠藤さんに縛りなんて無い、早乙女外戚かも知れないけど、縛られる事なんて何も無いのに、私と紀永が遠藤さんを縛ってしまってる‥‥それが少し辛い」
ああって思う。
人1人の人生を狂わせる程の今の状態が、心優しい美紀さんすらも縛ってしまっていると‥
早乙女のお嬢様だけでも重荷なのに、更に幾つもの縛りも付け美紀さん自身を苦しめる。
それをフォローするのは、やっぱり俺の役割で俺のお節介‥
だけど嫌な感じじゃないんだ、寧ろ進んでお節介していたい俺の心‥‥美紀さんとの約束を守る為に。
「・・・
縛られていたいんじゃないかなぁ‥
美紀さんに縛られていて、心地よさを感じてる‥‥別名依存とも言うが、遠藤はそうして居たいんじゃないか?」
「・・・それは・・・」
「気持ちは分からない訳じゃないんだ俺‥
俺だってこうして縛られていたいしさ、美紀さんの近くにずっと居たいのは同じ、ただ遠藤とは別スタンスだけど」