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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第27章 初攻防?・遠藤VSオリバー??
(やる事をやってから‥‥‥)
確かに会長に言われた通り‥‥
ただ、分かっていたとはいえ、美紀様専属という言葉にグッと来たのは本当の話。
(私が望んでも出来ないもの‥‥)
それをオリバー・スミスは、いとも簡単に手に入れ、そして早乙女邸にやって来た、美紀様を守り命令を聞く沢山の手駒を引き連れて。
「・・・
今は‥‥仕事優先です」
説明を聞いただけで事の重大さは理解している、もしこれが明るみに出れば、幾ら早乙女と言えども回避は不可能‥
それは私の本意では無い。
だからこそ仕事が終わっているこの時間に、会長から指示された事を即実行‥
これが予想以上に数が多く、そして回っている件数も多い。
「探り‥‥なのでしょうね」
私自身、谷村知一とは全く面識は無い‥
話には聞いた事はあるが、本社とは基本的に無縁の人物だと思い注意はしていなかった。
「まさか私の入院中に美紀様が見付けるとは‥‥」
美紀様と谷村は留学時代に一度会っているらしい、ただしLittle Witchとしてと美紀様は言っていた‥
そしてLittle Witchとして会っている以上、本社で会う事は不味いとも。
(・・基本は直通で常務室、下になるシステム課を無視していてくれて助かるというもの)
今まで鉢合わせしなかったのは、谷村が田野倉常務しか見ていなかった為、これはこれで、こちらは助かるが。