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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第27章 初攻防?・遠藤VSオリバー??



「これでIDから追った行動記録は全てですね」


その気になれば、社のIDカードを持つ限り、本社でも系列でも子会社でも行動覆歴は残る、それを見れるのは会長と美紀様だけ、ホストサーバー関連であるが為。


ただ必要ならば私も見れる‥
私のIDでもホストサーバーの一部を見る事は可能、色々と限定は付くが監視カメラやIDシステムは、私にも開放はされている。


主に不正発覚時の証拠集め‥
随分と前に美紀様が経理課の不正を見付けた時、証拠を掴む為に動いたのは私‥
会長室フロアーからホストサーバーを使い、証拠画像を集めた。



「会長や美紀様の手を煩わせない為にも、私が行動履歴を集めるのがベストな選択」


毎日とは言わないが、数日おきに本社には行く、そして私が会長室フロアーに登っても、誰1人不振に思う者は居ない‥
第1秘書という肩書きが、これを可能にしている。



「・・さて渡して来ますか・・」


気乗りはしないが、このピックアップした書類をオリバー・スミスに渡さなくてはならず、仕方無しながらも新しく出来たオリバー・スミスの部屋へと向かう。




「・・遠藤です、宜しいですか?」


「ああ、どうぞ」


気楽な返事に扉を開けて見れば、オリバー・スミスもデスクに向かい、何かの作業真っ只中。


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