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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第27章 初攻防?・遠藤VSオリバー??
「先程の谷村知一の行動を書面にしたものです」
「早っ!
俺は明日だと思っていた」
「やる事をやってから‥‥会長のお言葉ですので‥‥」
「・・・確かに・・・」
私から受けった書類をオリバー・スミスが確認中、でも途中から考える素振り、いったい何を考えたのか?
「・・手始めに本社近くの系列子会社から・・
だがドンドンと範囲が広がっている、となると次の候補先は‥‥」
軽快に端末を操作し、モニターに出したのは地図と、地図にマークされている系列子会社の位置‥
どうやらオリバー・スミスも、会長からある程度の権限は降りているらしい。
「予想としては、此処と此処でしょうか?
どちらもITか流通関連です」
「・・系列子会社に盗聴機って‥‥無理だよな?」
「全てとなると不可能、理由がありませんので‥‥」
「だよな‥‥
となると、うちの連中を使って谷村の衣服に直接、だが何度もなると怪しまれるか‥
何かこう‥‥変わらず身に付けている物があれば、それだけに的を絞れるんだが‥‥」
すぐに有効手段を考える、確かに会長が戦力と言ったのが分かる‥
即行動出来る的確な判断力、行動に伴う人材、そしてそれを指示し維持する能力。
どれを取っても、オリバー・スミスは私より能力が上‥‥悔しいが私にはそこまでの行動力は無い。