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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第28章 終章ー何事も普通が一番
遠藤さんは呑気に電話、勿論相手はオリバーさん‥
この電話の内容も結構凄い。
「・・・
私です、今日は私の勝ちという事で車の回収を頼みます、どうせ公共期間通勤でしょう?」
『げっ!
先越されたのかぁ‥‥
つか俺ってパシり?』
「そちらが何時までも女性社員と遊んでいるだけと思いますがね?」
『遊んでいるは失礼じゃ‥‥
俺は誠心誠意お相手をしてるだけなんだが、向こうが勝手に寄って来るの!』
「相手をするから寄って来ると私は思いますが、何時までその軽い性格を続ける気なのやら‥
とにかく回収は頼みました」
『はいはい負けたら回収役、分かってますって‥
今日のところは勝ったそっちがどうぞ!』
「言われなくてもそうさせて頂きます、ではまた後で‥‥」
「・・・・・・・」
‥‥ね?
どっちも凄い言い分‥
勝率的には毎日本社に居るオリバーさんが上、でも遠藤さんも負けない負けない、こうして会長室で待たれれば勝率は遠藤さんにグッと傾くってやつ。
「・・・だそうです美紀様?」
「‥‥思うけど、これをずっと続けるの??」
「さあどうでしょうか‥‥
どちらかが折れるまでにはなりそうです」
「私は普通に帰宅したいだけなのにもう‥‥」
「これくらいはさせて下さい‥
私とオリバーの良いストレス解消法なので‥」
「それは分かっているけど‥‥」