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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第28章 終章ー何事も普通が一番
それを言われると、私の方は何も言えない‥
そしてオリバーさんが来てから、遠藤さんが私にキスする事が少なくなった、だからこそ余計に何も言えない。
遠藤さんの気持ちも、オリバーさんの気持ちも理解してる、だけど私はそれに応える事は出来ず‥
そして2人共、私の気持ちを理解しているから、この事に関しては深く言って来る事は無い、それが少し不安だけど。
「・・・うん終わった!」
「では端末の方のセキュリティを、私はこのフロアーのセキュリティを作動させますので‥
それから今日は一般駐車場に車を停めております」
「あ、うん‥
何時もの場所だね、私が先に出るから」
「お手数ですが宜しくお願いします」
手早く端末をロックして、向かうのはシステム課がある2階下、そこから普通にエレベーターに乗り1階に降りて、遠藤さんとは会社の外で待ち合わせ。
こうでもしないと、倉原美紀が遠藤主任と一緒は物凄く不自然だし、下衆な勘繰りを呼ぶ‥
その為の予防的措置、ちゃんと気は使ってるよ?
「やっぱり夜‥‥
夜の方が都合良いけど、最近は日が落ちる前に帰れないなぁ‥‥」
プロジェクトという事で、システム課でも残業があるし、こっちが無ければ会長室業務、結局帰宅が夜になるのは入社した頃と同じ。