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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第28章 終章ー何事も普通が一番
「残業‥‥‥だったのか?」
「はい、NASAからの依頼なので今回難しいんです、プロジェクト開始から残業許可が出ているので、安心出来る場所までやってしまいたいと思ったら‥‥この時間‥‥‥」
「でも倉ちゃん、秘書課の話はどうなったの??」
うっ‥‥
言い訳に言い訳の上乗せだよ、間違っても本当の事は話せないし、一度吐いた嘘を吐き通すのって辛い。
「私にもさっぱり‥‥
あの後は話も無いんです、それに話の前に内部に移動になりましたし、却下されたと私は思っています‥‥ただ振り回されただけかな??」
「意味の無い事はしないと思うが‥
だがあの能力判定は常務辺りは面白く無かったと聞く、注意する事だな倉原君」
「心には‥‥留めて置きます黒崎さん」
「ああ、それと‥‥‥いやいい‥‥‥」
「???
遅いので私はこれで‥‥
黒崎さん、話があるんでしたら後日伺いますね」
「ああ、お疲れ様」
「お疲れ様です倉ちゃん」
危ない危ない、黒崎さんは絶対疑ってる私の事を、今日は何も言わなかったけど、何時かは話し合う必要がありそう‥
何処までバラすかは私次第、始めに言われていた通り黒崎さんは要注意人物でした。