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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第5章 秘書課の黒崎さん
早乙女邸からでは、ホストサーバーという事で、都合が悪いが為に、本社に来ただけなのだが‥
予想外に、面白いものが見れた。
(今の美紀が、簡単に負けるとは思わないが‥)
言えば言うだけ本気になる、それが今の美紀‥
いや、Little Witchと言うべきか?
ライセンス欲しさの会談を、100件以上蹴り飛ばしたのは、コンピューター業界では有名話‥
本人は言って欲しくないという顔をするので、私もこの話は避けている。
遠藤が監察課に向かっていて不在なので、個人用の携帯端末を取り出して、1件のメールを送信。
(来れるかな?)
勿論、送信相手は美紀‥
キラープログラムのチェックと、ついでなので昼食を一緒にと思ってメールをした。
「・・・
話は通しました会長・・」
「そうか、後は経過観察だ‥
おっ、返信が来たね」
返って来たメールには、一言"階段"だけ‥
これで意味は十分通る。
「美紀様‥ですか?」
「ああ・・
せっかく本社に来ているから、昼食を一緒にと連絡してみたのだよ‥
休み時間に、階段から登って来るそうだ」
「昼食は何を?」
「何が良いと思う遠藤?」
流石に、最近のこの辺りの店事情には、あまり詳しくはない‥
遠藤の方が、少しはマシだとは思う。
「そうですね‥‥
昼食ですから軽めで、イタリアンとかは如何でしょうか?
近くにランチ営業のイタリアンレストランがありますので、掛け合ってみます、宜しいですか?」
「構わないよ‥
アラカルト式だと助かるがね」
「その方向で話してみます」
こちらは、昼までにプログラムチェック‥
美紀の事、ホストに合わないプログラムは組まない、それは私も確認済み。
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