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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第5章 秘書課の黒崎さん



「はぁ‥
また黒崎ですか‥
あの詮索好きが無ければ、かなり有能な秘書なのですが、その癖のせいで社長と意見が合わず、今は専務付きになっている経緯があります」


「詮索好き‥
どちらかといえば、向こうも半信半疑って感じだったけど‥
私も知らないで通したし‥‥」


「あの時の美紀と、結び付けるものは何も無い‥
だからこそ半信半疑なのだろう、そう簡単に気付かないとは思うが‥‥」


「感と洞察力は確かです‥
一応用心に越した事はありません美紀様」


遠藤さん的に、困るけど能力は認めてるって事で良いみたい‥
という事は、本当に用心しないと危ないかも‥‥



「秘書課だから、あまり会う事は無いとは思う‥
でも、システム課の人達と一緒に行動してる時もあるみたいだし、極力会わないように注意はして見るね」


「もう1人、櫻井というのはどうなんだい?」


「櫻井は能力は平均以上、特質するのならば社交性が高く、社長の良い耳になっているようです‥
多分黒崎というより、櫻井の付き合いでしょう」


「なるほど‥
2人合わせると、意外に面倒だねそれは‥」


「まあ‥‥
仕事的には離してはいますが、仲が良いのは確かなようです‥
大概は黒崎が櫻井を引っ張って‥こんな感じでしょうか?」


「能力十分だが信用性に欠ける、上手くいかないものだ‥」


とにかく、黒崎さんと櫻井さんは要注意‥
でも、遠藤さんでも手を妬く人って、初めて聞いたかも‥‥



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