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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第6章 遠藤との噂と心配の夜
今日は行動が早かったのか席も空いていて、窓際の一番良い場所をget!
うん、これはラッキーかも‥
「美味しいー」
「紫苑さん、凄く嬉しそう」
「だって、毎日これ目当てなんですもの、漸く当たったんだから、美味しく食べないと‥」
「そうだよね、私は初めて当たったかな?」
私に取れば、何時もの味‥
米国1年半、ずっとゆーさんが作ってくれていたから。
(そういえば、全然ゆーさんと会って無い‥)
帰国してから、私は葉山さんに付いて、早乙女関連の事の方に向いていたし、仕事をし出してからは、全く時間が合わない。
それでなくても、あまり厨房から出て来なくなった、ゆーさん‥
なんで私を避けるのか、私にも理解出来なくて困ってる。
「・・それでね倉原さん・・」
「・・・へっ!?」
あっ、凄く久々の考え癖、紫苑さん気付いたかな?
「あれ?
そんなに定食に夢中??」
「凄く美味しいねこれ‥
目当てなの分かるかも‥‥」
ちょっと言い逃れ気味だけど、紫苑さんは納得してくれたみたい‥良かった。
「・・で、話の続きだけど、遠藤主任も結構その気だって‥
良いよねー会長のお嬢様と‥主任だったら未来の会長になれそう‥‥」
「まあ‥普通そうなるよ‥うん‥‥」
この話は、あまり気乗りしない‥
微妙な嘘も含まれているから、何となく心苦しい。
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