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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第6章 遠藤との噂と心配の夜
「うちの社の人は誘われた事が無いみたいだけど、かなり目撃情報多数‥
でも、そんなイケメンだったら、彼女いそうだよね」
「普通に考えたら‥」
世の中絶対という言葉が無いって事は、私が一番よく知ってる‥
高校時代も今も、彼女が居そうなのに居ない男性ってのは、沢山見て来てるから・・
更に言えば、遠藤さんや朔夜叔父様も、イケメンなのに独身彼女無し‥
そして、建て前上は紀永も独身だし、私の周りそんなのばかり。
「倉原さんは彼氏居るんでしょう?」
「えっ私!?
・・・居ないよ??」
「じゃあ、その指のリングは?
私は彼氏に買って貰ったとばかり思ってた」
「これは‥‥
大学卒業記念に、自分で買ったの、後時計も‥‥」
本当の事を言えないって、ちょっと辛い‥
だけど、父親から買って貰ったは通らないし‥ほら、今の父親は倉原の方になっているもん。
米国留学前の頃から、ずっと身に付けているペアリンク‥
そして留学中に、気紛れで買ってくれたTIFFANYの時計‥‥
相変わらずこの2つだけは、何時も身に付けてる‥
どうしても外す事が出来ない、私の大切な物。
「彼氏居ないのかぁー
だったら今度、そのバーに付き合って倉原さん!」
「私!?」
「もしかして、お酒駄目?」
「お酒は大丈夫だけど、交通片道40分‥」
「自家用だったよね?
それで40分は遠いなぁ‥
どう、その日だけシティーホテルに泊まるのは、勿論言い出した私が払うから」
「それは良いんだけど、んーー」
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