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イタズラな満月(フルムーン)
第9章 special moon1…ただ、愛するが故…
返事を待たずしてルーペントはカロンを抱き上げてベッドに連れて行った。とさりと降ろすと、上から見下ろしているルーペントの首にカロンも腕を回している。
「カロン…返事、聞かせて?」
「でも…私は…ッ」
「目を逸らさないで?俺のことを見て?カロン。守護と結婚する訳じゃないんだよ。…カロンが俺を選んでくれるなら、俺は誰であっても…エスパシオの審判もサトゥルノの判決も…俺は怖くない。」
「私は…怖いよ?エスパシオの審判覆らないよ…それに…」
「カロン…俺の目を見て…」
そう言うと、頬を包み込むようにそっと触れたルーペント。その目はいつになく真剣で本気な熱までも帯びているようにも見えた。
「たかが種族が違うだけ。それだけで愛しい相手を諦めるなんて俺は嫌だ。」
「カロン…返事、聞かせて?」
「でも…私は…ッ」
「目を逸らさないで?俺のことを見て?カロン。守護と結婚する訳じゃないんだよ。…カロンが俺を選んでくれるなら、俺は誰であっても…エスパシオの審判もサトゥルノの判決も…俺は怖くない。」
「私は…怖いよ?エスパシオの審判覆らないよ…それに…」
「カロン…俺の目を見て…」
そう言うと、頬を包み込むようにそっと触れたルーペント。その目はいつになく真剣で本気な熱までも帯びているようにも見えた。
「たかが種族が違うだけ。それだけで愛しい相手を諦めるなんて俺は嫌だ。」