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イタズラな満月(フルムーン)
第9章 special moon1…ただ、愛するが故…
「覚えてる?3年前の桜の季節のこと。」
「…あぁ、時期的に、俺がカロンに告白した位か?」
「そうよ?」
「…?それが…どうした?」
「その時にもループ…言ったのよ?一世一代大告白!って。」
「…忘れた。」
そう言うと、ルーペントはカロンに背中を向けた。そういう時は決まってルーペントは照れ隠し。覚えて居るのに忘れた振りをするのだった。
「…クス…でも、ループが忘れていてもいい。私がずっと覚えてるもん。」
「……ッ」
そっと背中から巻き付くカロン。そんなカロンの手に自身の手を重ね、指を絡める。
「ループ…」
「…たく……」
そっと名前を呼び、足を絡める。それは2人の間での暗黙の合図だった…向きを変え、抱き締める腕にも強さと優しさが加わる。
「…あぁ、時期的に、俺がカロンに告白した位か?」
「そうよ?」
「…?それが…どうした?」
「その時にもループ…言ったのよ?一世一代大告白!って。」
「…忘れた。」
そう言うと、ルーペントはカロンに背中を向けた。そういう時は決まってルーペントは照れ隠し。覚えて居るのに忘れた振りをするのだった。
「…クス…でも、ループが忘れていてもいい。私がずっと覚えてるもん。」
「……ッ」
そっと背中から巻き付くカロン。そんなカロンの手に自身の手を重ね、指を絡める。
「ループ…」
「…たく……」
そっと名前を呼び、足を絡める。それは2人の間での暗黙の合図だった…向きを変え、抱き締める腕にも強さと優しさが加わる。