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イタズラな満月(フルムーン)
第9章 special moon1…ただ、愛するが故…
そう話ながらもカルマは、ルーペントの気持ちの強さと大きさに、ため息を吐くしかなかった。
「何とか、してみる。」
「無理するな、気持ちだけで十分だ。」
「でもループ!」
「カルマまで、巻き添え食わすわけには行かないからね。」
にこりと笑いかけるルーペント。立ち上がり肩にポンッと手を置くとぽつりと呟いて、カルマは部屋を出た。その場に残された2人。
「ループ……」
「ハハ…告白したその日にこんな運命だったなんてな。」
「私…ッ」
「俺がだめになったら…カロンはカルマの元に行くといい。」
「ルー…プ?」
「カルマならジェーナ側の存在でも受け入れてくれ…」
パンッ……!
言葉半ばにカロンの右手はルーペントの左頬を捉えた。
「何とか、してみる。」
「無理するな、気持ちだけで十分だ。」
「でもループ!」
「カルマまで、巻き添え食わすわけには行かないからね。」
にこりと笑いかけるルーペント。立ち上がり肩にポンッと手を置くとぽつりと呟いて、カルマは部屋を出た。その場に残された2人。
「ループ……」
「ハハ…告白したその日にこんな運命だったなんてな。」
「私…ッ」
「俺がだめになったら…カロンはカルマの元に行くといい。」
「ルー…プ?」
「カルマならジェーナ側の存在でも受け入れてくれ…」
パンッ……!
言葉半ばにカロンの右手はルーペントの左頬を捉えた。