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イタズラな満月(フルムーン)
第9章 special moon1…ただ、愛するが故…
それを聞いた主達は拍手喝采、同時に立ち上がり喚起に喜びを露わにした。
「さすがエスペラント様!」
「それでこそでございます!」
「やはり、近くにいるというのは、許されぬ事!」
その声と共に、ルーペントとカロンは落胆の表情を露わに示した。
一緒にいることは出来ない。常に傍らに居たい。ただ、愛おしい人の傍にいたいだけなのに…
「…エスペラント様…」
「まだ私は全てを言い終わってはおらんが。…しかし、言う前から賛同してくれるとは。頭が固いと思っておったが、そうではなかったのかね。」
そのエスペラントの言葉の後瞬間的に沈黙が辺りを包んだ。
「明日、後継の儀のあと、結婚式としようではないか。」
「何をっ!!」
「正気ですか!」
「さすがエスペラント様!」
「それでこそでございます!」
「やはり、近くにいるというのは、許されぬ事!」
その声と共に、ルーペントとカロンは落胆の表情を露わに示した。
一緒にいることは出来ない。常に傍らに居たい。ただ、愛おしい人の傍にいたいだけなのに…
「…エスペラント様…」
「まだ私は全てを言い終わってはおらんが。…しかし、言う前から賛同してくれるとは。頭が固いと思っておったが、そうではなかったのかね。」
そのエスペラントの言葉の後瞬間的に沈黙が辺りを包んだ。
「明日、後継の儀のあと、結婚式としようではないか。」
「何をっ!!」
「正気ですか!」