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イタズラな満月(フルムーン)
第3章 1st moon…ユトとの契約
そっとユトを降ろすと、雅の足下で一つ大きく鳴いた。
「ふぇ!?」
その瞬間にばっと目の前の暗闇は晴れた。
「あれって私…?」
「ご名答。」
「あ、でもあなた…ここ病院だよ?」
「オレもだけど、あんたも見えてない。周りからはね?」
「あんたって。」
「オレはユト。名前は?」
「有栖川雅…」
「アリスな?」
「…へ?確かにそうだけど。」
そんな風に呼ばれたことの無かった雅。だけどなぜかすんなりとユトの呼び方を受け入れることが出来た。
「それで?私どうしたらいいの?」
「簡単なことだよ。」
「それって、童話とか昔話で読んだような良いことしましょうとか?天使になるようなとか?」
「そんな非現実的なことじゃねぇ」
「ふぇ!?」
その瞬間にばっと目の前の暗闇は晴れた。
「あれって私…?」
「ご名答。」
「あ、でもあなた…ここ病院だよ?」
「オレもだけど、あんたも見えてない。周りからはね?」
「あんたって。」
「オレはユト。名前は?」
「有栖川雅…」
「アリスな?」
「…へ?確かにそうだけど。」
そんな風に呼ばれたことの無かった雅。だけどなぜかすんなりとユトの呼び方を受け入れることが出来た。
「それで?私どうしたらいいの?」
「簡単なことだよ。」
「それって、童話とか昔話で読んだような良いことしましょうとか?天使になるようなとか?」
「そんな非現実的なことじゃねぇ」