この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
イタズラな満月(フルムーン)
第15章 11th moon…光
「どうでも良いっていっても…それが蘇る条件だって言ってたじゃない。」
「オレが言ったのは、久我とのキスが必要なんじゃない。」
「…どう言うこと…?」
「オレが言ったのは『好きな相手とのキス』だって事。」
「……ユト…」
そういわれた雅はきゅっとユトの服を握りしめた。
確かに今雅の心の中に久我への愛情は全く無いに等しいほど消えかけていた。
それよりも…あれほど迄に好きだった久我のことよりも今雅の心の中に、瞼を閉じると浮かぶ想い人は…
紛れもなくユトだった。
「…ユト…」
「…オレさ。…こっちの世界に来るって決まってから、もう二度と誰かを愛することなんてしないって決めてた。ましてやバディ相手になんてさ…」
「……ッ」
「オレが言ったのは、久我とのキスが必要なんじゃない。」
「…どう言うこと…?」
「オレが言ったのは『好きな相手とのキス』だって事。」
「……ユト…」
そういわれた雅はきゅっとユトの服を握りしめた。
確かに今雅の心の中に久我への愛情は全く無いに等しいほど消えかけていた。
それよりも…あれほど迄に好きだった久我のことよりも今雅の心の中に、瞼を閉じると浮かぶ想い人は…
紛れもなくユトだった。
「…ユト…」
「…オレさ。…こっちの世界に来るって決まってから、もう二度と誰かを愛することなんてしないって決めてた。ましてやバディ相手になんてさ…」
「……ッ」