この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
イタズラな満月(フルムーン)
第15章 11th moon…光
「それにさ。ついこの間、…ジュノの事があって。…オレはもう誰の笑顔も守れないんじゃないかって…いつの間にかジュノ以外に想う人を作った…その罰何じゃないかって…」
そのユトの言葉を聞いた雅はそっと体を離した。
「…そっか…そうだよね…」
「アリス?」
「ごめんね?…私随分と我が侭言ってきたね…」
「アリス…」
「もうやめよ!…何も考えないで…明日1日…最後の1日笑って過ごそ…ッ」
そう言い掛けた雅を抱き寄せたユトは体が離れないようにきつく抱き締めたまま耳元で話し出した。
「最後まで聞いて?…オレの存在と引き替えに…アリスの…雅の存在守るから。」
「…ユト…?」
「お願い…守らせて…」
「…でも…」
「……ッ好きだ…ッ」
それは、震えるほど小さな告白だった。
そのユトの言葉を聞いた雅はそっと体を離した。
「…そっか…そうだよね…」
「アリス?」
「ごめんね?…私随分と我が侭言ってきたね…」
「アリス…」
「もうやめよ!…何も考えないで…明日1日…最後の1日笑って過ごそ…ッ」
そう言い掛けた雅を抱き寄せたユトは体が離れないようにきつく抱き締めたまま耳元で話し出した。
「最後まで聞いて?…オレの存在と引き替えに…アリスの…雅の存在守るから。」
「…ユト…?」
「お願い…守らせて…」
「…でも…」
「……ッ好きだ…ッ」
それは、震えるほど小さな告白だった。