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イタズラな満月(フルムーン)
第16章 12th moon…愛して、傍にいて
「そこまで言うならば…・・・」
そういいながら、エスパシオは決定を下した。それは本来ならばあまりにも過酷であり、誰もが望みはしないことだろう。しかしユトはそれを受けた。
「では、期限は本日24時。それを持って実行とする。以上、閉廷。」
そうして、その大広間を後にした。反発をする主達も居たものの、エスパシオは言葉を覆すことはなかった。
その大広間を出たヌエバとユトは、並んで歩きだした。
「本当におまえは…ジェーナが、あの子が泣くぞ?」
「今は泣いたとしても、ほんの少しの時間だけだから。すぐに忘れられる。」
「忘れなかったら?どうするつもりだ?」
「忘れるよ。…だけど、オレがまた見つける。」
「本当に…バカだな。」
「バカだよ?だけど、それでもいいって思ってる。」
そういいながら、エスパシオは決定を下した。それは本来ならばあまりにも過酷であり、誰もが望みはしないことだろう。しかしユトはそれを受けた。
「では、期限は本日24時。それを持って実行とする。以上、閉廷。」
そうして、その大広間を後にした。反発をする主達も居たものの、エスパシオは言葉を覆すことはなかった。
その大広間を出たヌエバとユトは、並んで歩きだした。
「本当におまえは…ジェーナが、あの子が泣くぞ?」
「今は泣いたとしても、ほんの少しの時間だけだから。すぐに忘れられる。」
「忘れなかったら?どうするつもりだ?」
「忘れるよ。…だけど、オレがまた見つける。」
「本当に…バカだな。」
「バカだよ?だけど、それでもいいって思ってる。」