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イタズラな満月(フルムーン)
第17章 last moon…優しき輪廻
「…と、悠人!?どうした?」
「…クス…やっと見つけた。」
そう呟いた後に、すっと雅に近付いた悠人。座ったままの雅に悠人は優しく笑いながらも声をかけた。
「オレ達、どこかで会いませんでしたか?」
「へ?…何言って…」
「クスクス…」
笑いながらも悠人は雅の前に手を差し出すと柔らかい笑顔を見せてもう一度、言葉を切り出した。
「友達からで構わない…シン・シール」
「…ッッ」
「珍しいな、悠人がこんな事言うなんて。」
「運命じゃない?」
「…弥刀…ッチャラくない?」
「クハ…言われると思った。今度はオレが待つ。」
「…変な人。…クスクス…それよりも、…初めまして、有栖川雅と言います。」
「オレは悠人、高瀬悠人。よろしく。」
挨拶と言葉を交わした2人。
そう、この男の子は紛れもなくユトの生まれ変わり、転生後の姿だったのだ。
「…クス…やっと見つけた。」
そう呟いた後に、すっと雅に近付いた悠人。座ったままの雅に悠人は優しく笑いながらも声をかけた。
「オレ達、どこかで会いませんでしたか?」
「へ?…何言って…」
「クスクス…」
笑いながらも悠人は雅の前に手を差し出すと柔らかい笑顔を見せてもう一度、言葉を切り出した。
「友達からで構わない…シン・シール」
「…ッッ」
「珍しいな、悠人がこんな事言うなんて。」
「運命じゃない?」
「…弥刀…ッチャラくない?」
「クハ…言われると思った。今度はオレが待つ。」
「…変な人。…クスクス…それよりも、…初めまして、有栖川雅と言います。」
「オレは悠人、高瀬悠人。よろしく。」
挨拶と言葉を交わした2人。
そう、この男の子は紛れもなくユトの生まれ変わり、転生後の姿だったのだ。