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イタズラな満月(フルムーン)
第3章 1st moon…ユトとの契約
「これを無くしたらいけないよ?」
「これって…」
「これを握った状態で昨日の夜にユトから教えて貰った言葉があるだろう?それを唱えれば実体化出来る。」
「…解りました。シン・シール!」
しかし変わらない。きょとんとした顔のまま雅はチリンっと鈴を鳴らしてみる。
「しっかりと最後まで話を聞かないか。変われるのは、夜の19時~0時までの5時間しかない。それまでは全く変われないから。記憶に留めとくんだよ。」
そう伝えたジェーナ。しかし、最後にユトは付け加えた。
「ただし、アリスの姿が実体化して見えるのはアリスが恋心を寄せる相手、ただ1人だけなんだ。他の人には実体化したとて見えやしない。それも、覚えておくんだな。」
そう伝えたユトは、またすっと背筋を伸ばして『これから宜しく』と伝えていた。
「これって…」
「これを握った状態で昨日の夜にユトから教えて貰った言葉があるだろう?それを唱えれば実体化出来る。」
「…解りました。シン・シール!」
しかし変わらない。きょとんとした顔のまま雅はチリンっと鈴を鳴らしてみる。
「しっかりと最後まで話を聞かないか。変われるのは、夜の19時~0時までの5時間しかない。それまでは全く変われないから。記憶に留めとくんだよ。」
そう伝えたジェーナ。しかし、最後にユトは付け加えた。
「ただし、アリスの姿が実体化して見えるのはアリスが恋心を寄せる相手、ただ1人だけなんだ。他の人には実体化したとて見えやしない。それも、覚えておくんだな。」
そう伝えたユトは、またすっと背筋を伸ばして『これから宜しく』と伝えていた。