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イタズラな満月(フルムーン)
第4章 2nd moon…見せた弱み。
その日の夜に、ユトと一緒に雅は病院にいた。
『あれ…、弥刀…』
『ミト?』
『うん、私の親友…』
そういうと、雅は自身の眠る部屋から出ると弥刀の横にそっと立った。
「なんでずっと意識不明なんだろう…」
『弥刀…』
「なんか直ぐにでも起きてくるみたいな感じがするんだけどなぁ。」
『近くにいるのにね。』
「そう言えば、久我君、昨日変なこと言うんだよ?雅のこと見たって。病院じゃなくて帰り道に見たって言うんだよ?おかしいでしょ」
『…会ったんだよ…?』
そんな聞こえもしない会話をしながら、親友の存在を感じ取ることもないまま弥刀は少しして帰って行った。
『やっぱり…見えないんだよね』
『だから言ったろ。久我って奴以外は見えないって。』
『あれ…、弥刀…』
『ミト?』
『うん、私の親友…』
そういうと、雅は自身の眠る部屋から出ると弥刀の横にそっと立った。
「なんでずっと意識不明なんだろう…」
『弥刀…』
「なんか直ぐにでも起きてくるみたいな感じがするんだけどなぁ。」
『近くにいるのにね。』
「そう言えば、久我君、昨日変なこと言うんだよ?雅のこと見たって。病院じゃなくて帰り道に見たって言うんだよ?おかしいでしょ」
『…会ったんだよ…?』
そんな聞こえもしない会話をしながら、親友の存在を感じ取ることもないまま弥刀は少しして帰って行った。
『やっぱり…見えないんだよね』
『だから言ったろ。久我って奴以外は見えないって。』