この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
イタズラな満月(フルムーン)
第4章 2nd moon…見せた弱み。
そう言いながらユトは膝の中から雅を見上げて小さく呟いた。
『オレとアリスはバディだから。』
『昨日も言ってたけど…バディって。』
『相棒?仲間?いろいろ言い方はあるけどな。』
そういうと、そっと膝の中で体を丸めてユトは瞼を閉じた。
そんなユトの背中をそっと雅は撫でていた。短めの真っ黒い艶やかな毛並み。短い短毛の割に柔らかく、気持ちの良い手触りの毛質だった。
その真っ黒な毛色の中に真っ赤な首輪と銀色の小さな鈴が良く映える。
チリン…
少し触れただけで良く鳴り、響くような音色を奏でるお互いを繋ぐこの鈴が、なぜか雅の心を優しく包み込むように、癒していた。
『こうして寝てたら本当にかわいいだけなのに。』
クスリと笑いながら眠るユトを見つめていた。
『オレとアリスはバディだから。』
『昨日も言ってたけど…バディって。』
『相棒?仲間?いろいろ言い方はあるけどな。』
そういうと、そっと膝の中で体を丸めてユトは瞼を閉じた。
そんなユトの背中をそっと雅は撫でていた。短めの真っ黒い艶やかな毛並み。短い短毛の割に柔らかく、気持ちの良い手触りの毛質だった。
その真っ黒な毛色の中に真っ赤な首輪と銀色の小さな鈴が良く映える。
チリン…
少し触れただけで良く鳴り、響くような音色を奏でるお互いを繋ぐこの鈴が、なぜか雅の心を優しく包み込むように、癒していた。
『こうして寝てたら本当にかわいいだけなのに。』
クスリと笑いながら眠るユトを見つめていた。