この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
イタズラな満月(フルムーン)
第4章 2nd moon…見せた弱み。
しかし、起きているだろう事は察しが付いた。なぜなら、部屋に明かりが付いていたためだ。
「にゃぁぉ…」
しかし出てこない。それに、何か事を起こせば事件になる。『自分の世界』では何て事無いことでも、この『人間界』ではおおごとになる。それは、ジェーナに何度と無く言われ続けていた。
「はぁ…」
ふっと目を閉じて鈴をチリンと鳴らしたユトは、呟いた。
「キラル・ルーン・ド・ライティング」
そういうと、ぽぅ…っと光が手の中に集まってきた。そのままスッと両手を上に上げると窓辺に届き、パンッと光ははじけた。
「…?」
思惑通りだった。
久我は窓際に来て、窓を開けた。
「おっかしいなぁ。確かになんか光ったのに。」
「にゃぁぉ…」
しかし出てこない。それに、何か事を起こせば事件になる。『自分の世界』では何て事無いことでも、この『人間界』ではおおごとになる。それは、ジェーナに何度と無く言われ続けていた。
「はぁ…」
ふっと目を閉じて鈴をチリンと鳴らしたユトは、呟いた。
「キラル・ルーン・ド・ライティング」
そういうと、ぽぅ…っと光が手の中に集まってきた。そのままスッと両手を上に上げると窓辺に届き、パンッと光ははじけた。
「…?」
思惑通りだった。
久我は窓際に来て、窓を開けた。
「おっかしいなぁ。確かになんか光ったのに。」