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イタズラな満月(フルムーン)
第4章 2nd moon…見せた弱み。
下から見上げながら、ユトはそっと話し出した。
「話があるんだけど。」
「…はい?」
「オレはユト。突然なんだけどさ、アリスの…有栖川雅のことで話がある。」
「…?何だ…」
そう久我が驚くのも無理はなかった。遠くに見えるはずなのに声は直ぐ近くに聞こえるのだ。しかし、カーテンを閉めるとそっと、玄関の戸が開いた。
「誰?有栖川さんのことって…何?」
「オレはユト。使い魔。単刀直入に、手短に話すよ。アリスは生きてる。まぁ、際どいところだけど。それで明日から、19時から、君の所に来るけど、蔑ろにしないでな。」
「いや、理解が出来ない。」
「ハハ、同じ様なこと言うのな。」
「でも入院中なんだろ?」
「まぁね。」
「話があるんだけど。」
「…はい?」
「オレはユト。突然なんだけどさ、アリスの…有栖川雅のことで話がある。」
「…?何だ…」
そう久我が驚くのも無理はなかった。遠くに見えるはずなのに声は直ぐ近くに聞こえるのだ。しかし、カーテンを閉めるとそっと、玄関の戸が開いた。
「誰?有栖川さんのことって…何?」
「オレはユト。使い魔。単刀直入に、手短に話すよ。アリスは生きてる。まぁ、際どいところだけど。それで明日から、19時から、君の所に来るけど、蔑ろにしないでな。」
「いや、理解が出来ない。」
「ハハ、同じ様なこと言うのな。」
「でも入院中なんだろ?」
「まぁね。」