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イタズラな満月(フルムーン)
第4章 2nd moon…見せた弱み。
そう言うと、ジェーナはひょいっとユトを抱き抱えた。
「フフ、仕方ない子だね。」
「…ッ」
「帰るよ。」
「いや、オレ病院に行く。」
「おや、どうしたんだい?」
「アリス置いてきた。」
そう言うと、ふいっと顔を背けてジェーナの腕から飛び降りると走っていった。
「おやおや。あの子のあの態度。久しぶりだわね。」
そう呟きながら走り行く姿を見送っていたジェーナは自身の家である店に戻っていった。
どれくらい走ったか。ユトは病院に着くとピタピタと歩きながら雅の元に向かった。
しかし、何本もの線に繋がれている雅の本体の所にいるはずの『雅』が居なかった。
『あれ…居ないでやんの…』
そんな時だった。
『ユトっ!!!』
「フフ、仕方ない子だね。」
「…ッ」
「帰るよ。」
「いや、オレ病院に行く。」
「おや、どうしたんだい?」
「アリス置いてきた。」
そう言うと、ふいっと顔を背けてジェーナの腕から飛び降りると走っていった。
「おやおや。あの子のあの態度。久しぶりだわね。」
そう呟きながら走り行く姿を見送っていたジェーナは自身の家である店に戻っていった。
どれくらい走ったか。ユトは病院に着くとピタピタと歩きながら雅の元に向かった。
しかし、何本もの線に繋がれている雅の本体の所にいるはずの『雅』が居なかった。
『あれ…居ないでやんの…』
そんな時だった。
『ユトっ!!!』