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イタズラな満月(フルムーン)
第6章 4th moon…新たな出会い
『すまないがちょっと待っていておくれ?』
そう言うとジェーナは毛布にくるむと、何やら小鍋を火にかけた。
それから少しすると、甘い香りが鼻をくすぐる。
『なんか、甘い匂い…』
『クスクス…』
そうして一煮立ちさせたそれを器に盛り、持ってきた。
『飲ませてやってくれるかぃ?』
『えっと…熱い…よね』
『何言ってるんだい、もちろん、冷ましながらに決まっとるだろう?』
『…ですよね』
そうして木のスプーンを使いながら息をかけて、少しずつ冷まさせて口元に持って行く。鼻をピスピスさせながらも、もうろうとした意識の中からユトは真っ赤な舌を出しては飲んでいく。
『もう大丈夫だね。』
『…あの。』
『少し無理しただけだよ。』
そう言うとジェーナは毛布にくるむと、何やら小鍋を火にかけた。
それから少しすると、甘い香りが鼻をくすぐる。
『なんか、甘い匂い…』
『クスクス…』
そうして一煮立ちさせたそれを器に盛り、持ってきた。
『飲ませてやってくれるかぃ?』
『えっと…熱い…よね』
『何言ってるんだい、もちろん、冷ましながらに決まっとるだろう?』
『…ですよね』
そうして木のスプーンを使いながら息をかけて、少しずつ冷まさせて口元に持って行く。鼻をピスピスさせながらも、もうろうとした意識の中からユトは真っ赤な舌を出しては飲んでいく。
『もう大丈夫だね。』
『…あの。』
『少し無理しただけだよ。』