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イタズラな満月(フルムーン)
第6章 4th moon…新たな出会い
「今日久我君…休みかぁ。」
そんなこんなで肩を落としながらもトイレに入ったその時だ。ガラスに映らない自分の姿に現実を突きつけられた雅。しかし、用を済ませて途方無く歩いていた。
「…私…今もまだちゃんと、病院にいるかな…」
なぜか、本体の様子が気になった雅は病院にムカった。面会時間は過ぎていても、実体になっていても、ユトとジェーナ、そして玖珂以外には見えない【異質】の状態の雅は、容易に院内に入り込むことが出来た。
「あれ…私…居ない?」
そう、少し前には見ていた場所に、自分の姿を見つける事が出来なかった雅。部屋が変わっていたのだ。
「どうしよう…」
探すにしても、ここは総合病院。入院病棟だけでも相当ある。
そんなこんなで肩を落としながらもトイレに入ったその時だ。ガラスに映らない自分の姿に現実を突きつけられた雅。しかし、用を済ませて途方無く歩いていた。
「…私…今もまだちゃんと、病院にいるかな…」
なぜか、本体の様子が気になった雅は病院にムカった。面会時間は過ぎていても、実体になっていても、ユトとジェーナ、そして玖珂以外には見えない【異質】の状態の雅は、容易に院内に入り込むことが出来た。
「あれ…私…居ない?」
そう、少し前には見ていた場所に、自分の姿を見つける事が出来なかった雅。部屋が変わっていたのだ。
「どうしよう…」
探すにしても、ここは総合病院。入院病棟だけでも相当ある。