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イタズラな満月(フルムーン)
第7章 5th moon…禁忌
「ユトはまだ気付いていないみたいだけど。僕らと同じか、もしくは過去に類を見ない程の重罪になるな。」
「…ヌエバ?」
「気付いていないから故だな。」
「それは…さっきヌエバ…僕らと同じと言ったね…」
その言葉を聞いたヌエバは今までにない程の優しい顔を見せた。
「…カロン?また、来るよ」
「もうその呼び方はやめないか。…もう終わっているんだよ、私たちは。」
「そうかい?クスクス…」
小さく笑いながら敢えてなのか、ヌエバはジェーナに触れようとはしなかった。
その頃、部屋に残っていた雅とユトは少しの沈黙があったものの、口火を切ったのは雅の方だった。
「ユト…本当にもう大丈夫?」
「平気だ。」
「そっか。…あのね!?」
「…ヌエバ?」
「気付いていないから故だな。」
「それは…さっきヌエバ…僕らと同じと言ったね…」
その言葉を聞いたヌエバは今までにない程の優しい顔を見せた。
「…カロン?また、来るよ」
「もうその呼び方はやめないか。…もう終わっているんだよ、私たちは。」
「そうかい?クスクス…」
小さく笑いながら敢えてなのか、ヌエバはジェーナに触れようとはしなかった。
その頃、部屋に残っていた雅とユトは少しの沈黙があったものの、口火を切ったのは雅の方だった。
「ユト…本当にもう大丈夫?」
「平気だ。」
「そっか。…あのね!?」