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イタズラな満月(フルムーン)
第8章 6th moon…知らされる真実
ゆっくりと顔を上げたものの、ユトが見たのはヌエバの厳しい表情だった。
「言い訳があるならば聞くが?」
「…言い訳など…」
「無いというのか?だったらなぜあんな行動に出たというのだ?理由があるなら聞き、その返事如何では報告は」
「報告!…ッ」
ヌエバの言葉を遮るように、ユトは珍しく言葉を発した。
「報告、必要ならばしていただいて結構です。どちらにせよ、遅かれ早かれ、オレはアリスに捨てられるかも知れない…から。」
「彼女に、かい?」
「だってそうでしょう?あんなに大々的に大嫌いなんて言われたら。…バディとして、やっていけないでしょう。」
今にも泣きそうな、どこか切ないような表情をみせたユト。そんな顔をヌエバ自身も久しぶりに見た。
「言い訳があるならば聞くが?」
「…言い訳など…」
「無いというのか?だったらなぜあんな行動に出たというのだ?理由があるなら聞き、その返事如何では報告は」
「報告!…ッ」
ヌエバの言葉を遮るように、ユトは珍しく言葉を発した。
「報告、必要ならばしていただいて結構です。どちらにせよ、遅かれ早かれ、オレはアリスに捨てられるかも知れない…から。」
「彼女に、かい?」
「だってそうでしょう?あんなに大々的に大嫌いなんて言われたら。…バディとして、やっていけないでしょう。」
今にも泣きそうな、どこか切ないような表情をみせたユト。そんな顔をヌエバ自身も久しぶりに見た。