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イタズラな満月(フルムーン)
第8章 6th moon…知らされる真実
「…私…酷いこと言っちゃった…」
「…クス…そのことに気付いたのなら大丈夫だよ。」
「…お婆さん…」
「そうだ、いつまでも病院に泊まるわけにもいかないからね。よければここで寝泊まりするかい?」
「…!?」
突然のジェーナの提案に雅はきょとんとしたまま、頬を伝っていた涙の跡を拭い消すことも忘れてジェーナを見つめた。
「でも…私…なんにも出来ない…」
「大丈夫。」
「それに、絶対お婆さんに迷惑かけちゃうし…」
「気にする事じゃない。」
「ユト…怒らないかな…」
「怒りゃしないよ。」
「…ほんとに…良いの?」
「あぁ、そのかわり…」
そっと頬を包み込むとジェーナは笑いかけてこう伝えた。
「私の事はお婆さんじゃなくて、ジェーナと呼びな。アリス」
「…クス…そのことに気付いたのなら大丈夫だよ。」
「…お婆さん…」
「そうだ、いつまでも病院に泊まるわけにもいかないからね。よければここで寝泊まりするかい?」
「…!?」
突然のジェーナの提案に雅はきょとんとしたまま、頬を伝っていた涙の跡を拭い消すことも忘れてジェーナを見つめた。
「でも…私…なんにも出来ない…」
「大丈夫。」
「それに、絶対お婆さんに迷惑かけちゃうし…」
「気にする事じゃない。」
「ユト…怒らないかな…」
「怒りゃしないよ。」
「…ほんとに…良いの?」
「あぁ、そのかわり…」
そっと頬を包み込むとジェーナは笑いかけてこう伝えた。
「私の事はお婆さんじゃなくて、ジェーナと呼びな。アリス」