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イタズラな満月(フルムーン)
第8章 6th moon…知らされる真実

「巻き込むって…」
「あんたがその一言を言えば、あんた自身が消えるのは解っていたんだよ。だからこそ、唇を重ねてまで、禁忌を犯してまでもその存在を守ろうとしたんだろう。」
「……ツ」
「話が逸れたね。今回あんたが言おうとしたのが如何なる理由があろうと運命だったとするならばその運命をねじ曲げたとしてあの子は軍法会議にかけられる。それは全て今日来ていた、ヌエバにかかっているんだよ。」
「…ヒック…ウック…」
泣き出してしまった雅をそっと抱き寄せるジェーナ。背中をさすりながら、落ち着かせようとするジェーナの腕は、とても心地よく、温かかった。
「あんたが、自分のことを大事にするよりもユトの事を考えるのと同じであの子もあんたが大事なんだよ。」
「あんたがその一言を言えば、あんた自身が消えるのは解っていたんだよ。だからこそ、唇を重ねてまで、禁忌を犯してまでもその存在を守ろうとしたんだろう。」
「……ツ」
「話が逸れたね。今回あんたが言おうとしたのが如何なる理由があろうと運命だったとするならばその運命をねじ曲げたとしてあの子は軍法会議にかけられる。それは全て今日来ていた、ヌエバにかかっているんだよ。」
「…ヒック…ウック…」
泣き出してしまった雅をそっと抱き寄せるジェーナ。背中をさすりながら、落ち着かせようとするジェーナの腕は、とても心地よく、温かかった。
「あんたが、自分のことを大事にするよりもユトの事を考えるのと同じであの子もあんたが大事なんだよ。」

