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イタズラな満月(フルムーン)
第9章 special moon1…ただ、愛するが故…
「カロン!お待たせ!」
「えぇ、それはもう1時間も待ちましたよ。呼び出しておいて待たせるなんてね」
「悪かったよ…本当に…」
そう言うとふいっと背中を向けたカロンを後ろからそっと腕を回して包み込むように抱き締めたルーペント。
「こっち、…向いて?」
「…私…怒ってるんですけど?」
「解ってるって。」
「解っててこんな風に抱き締めたら機嫌直るなんて思ってる?」
「思ってないけど。」
「もう…」
「カロン…ごめんな?」
そっと首筋に顔を埋めるとキスをしながら申し訳なさそうに、優しく、カロンにだけ聞こえるくらいの小さい声でルーペントは謝った。
「…もぅいいわよ。…どうせループの意思で遅れた訳じゃないんでしょ?」
「えぇ、それはもう1時間も待ちましたよ。呼び出しておいて待たせるなんてね」
「悪かったよ…本当に…」
そう言うとふいっと背中を向けたカロンを後ろからそっと腕を回して包み込むように抱き締めたルーペント。
「こっち、…向いて?」
「…私…怒ってるんですけど?」
「解ってるって。」
「解っててこんな風に抱き締めたら機嫌直るなんて思ってる?」
「思ってないけど。」
「もう…」
「カロン…ごめんな?」
そっと首筋に顔を埋めるとキスをしながら申し訳なさそうに、優しく、カロンにだけ聞こえるくらいの小さい声でルーペントは謝った。
「…もぅいいわよ。…どうせループの意思で遅れた訳じゃないんでしょ?」